ミステリという勿れに遅ればせながらハマってるのですが、ドラマをまず観て、それから原作漫画を読んで思った事。
やっぱり渡部豪太が良かったな〜
単にモジャモジャ頭がピッタリだからというんじゃなく、原作漫画の整くん、どう見ても菅田将暉じゃない。渡部豪太そのものじゃないか。
原作者は最初から渡部豪太をイメージして描いたの?って思うほどソックリなんですよね。
実写化するなら渡部豪太で行って欲しかった。
でも、制作秘話的な話を聞くと、菅田将暉ありきの実写化だったぽくって。
実写化にあたっては複数の制作チームが手を挙げていて、いち早く菅田将暉から出演OKの約束を取りつけていた事でフジテレビが権利を獲得したらしい。つまり、原作者としては、整くん役を菅田将暉さんが演ってくれるならぜひフジテレビさんで!という流れだったらしい。
そんなに菅田将暉っていいか?
別に嫌いじゃないんだけど。う〜ん、なんて言うか・・・。
なんだろうな?小賢しいと言うのかな?
オレの芝居どう?オレって演技派だろ?個性的だろ?みたいな自意識というのを薄っすら感じてしまうんですよね。役作りやり過ぎていてたまに鬱陶しい。
あ、もうこれ完全に悪口になっちゃってますね。でもホント嫌いじゃないです。
元々整くんが理屈っぽくてウザいキャラなのに、そこに更に鬱陶しさが加わると胸焼けがする。
バスジャックのエピソードとか最高にウザい。まあ、あれは演出がヘタクソだったからなんだろうけど。原作漫画で読んだらそんなにウザくもなかった。いや、ウザい事はウザいけど、そのウザさが逆に効いてて、犯人たちとのやり取り見てるとフフッと笑える感じになっている。
整「僕 まだ何か言っていいですか」
犯人「言わないつもりか?」
整「そろそろうざいって言われそうな気がして」
犯人「もうとっくにうざいから気にすんな(気にしてたのかよ!)」
人質と犯人なのに、楽しい楽しい会話になってるじゃん!
その次の爆弾魔エピソード以降演出も良くなったのもあって(押し付けがましさが薄くなった)、観ていくうちにだんだん馴染んで(慣れて?)きて、入院中のエピソードあたりから本格的にハマりました。
最終回まで観て、あ、こういう構成だったのか、と納得。時系列が前後してるんですね。
全話見終わって、第2シーズン観たいなって心から思いました。
ウザキャラも、あそこまで徹底してたら味になるのね。
見慣れると菅田将暉でも良かったかな〜!とも思うけど、でもやっぱり渡部豪太版も観てみたい。渡部豪太って、ちょっと変わってる人、ちょっと浮世離れした感じの人を凄くナチュラルに演じられる役者さんだと思う。いや、演じてる感じさえしない。この人、このまんまの人なんだろうな、と思わせるくらい自然。
渡部豪太ならどの程度のウザさになったんだろう?
映画、観にいかないので、早くテレビでやってね。