やる気のある無能ほど始末の悪いものはない
これ、以前どこかで聞いたフレーズなんですけど。
最近、なぜかこの言葉を思い出す事が多くなってます。
性加害問題でジャニーズ事務所の対応が批判に晒され続けていますが、半分正解で半分間違ってると思うのよね。
間違ってる半分と言うのは、間違った情報、あるいは歪曲されたり切り取りされたりして印象操作されてる情報をもとにジャニーズを叩いてる部分。
①昔の裁判で有罪と認められた
②国連様が性加害の事実を認定した
③第三者委員会が性加害の事実を認定した
④ジャニーズ事務所が性加害の事実を認定した
①と②は事実と違うし、③と④は裏付け調査も検証も行わず、客観的な立証のないまま行われたもの
つまり、どれもジャニー喜多川という人を犯罪者と断定するには、根拠となり得ないものばかりなんだよね。
ジャニー喜多川が生きていて、時効が成立してなくても、①〜④を並べたところで検察は起訴しないだろう、と言うよりこんな根拠では起訴できないだろう、というものばかりなんだよね。
①裁判で認められたじゃないか！
→被害証言に真実相当性(=本当っぽいね)が認められ、セクハラ行為はあったと判決文に書かれているが、そもそも名誉毀損にあたるかどうかを審議する裁判だったので、性加害の事実の立証は不要。よって捜査は行われていない。
②国連様が認めたじゃないか！
→国連の下部組織である国連人権理事会の作業部会メンバー2人がヒアリング調査の結果報告と、それに基づく提言を出しただけ。
現に、数百人の被害者がいる「疑惑」が明らかになった、と発言している。
③第三者委員会が認めたじゃないか！
→最初から被害証言の検証はしない、証言が事実との前提で調査する、と言っている。そして、その通り被害証言丸呑みで裏付け調査ないまま事実認定。
しかも、第三者委員会自身、報告書の中で「我々の見解は間違ってるかもよ」とこっそり万が一のための言い訳を入れている。
④事務所が認めたじゃないか！
→会見した面々はいずれも「噂は知っていたが、実態は知らなかった」と言っている。認めた根拠は、昔から噂や暴露本があった、被害者が複数名乗り出ている、無かった事は証明できない、という消極的なもの。
察するに、認めないと世論が収まらないから認めるしかない、というものだったと思われる。
大事なことなのでしつこく何度でも言うけど、
「客観的な立証は何一つ行われていません」
これで、誰かを犯罪者と断定するなんて、法治国家のやる事じゃない。
しつこく何度でも言うけど、ジャニー喜多川を断罪したいなら、ちゃんと法的手続きを踏め！
警察に捜査要請出すか、裁判起こすか、被害を訴えてる側でもジャニーズ側でもどっちでもいいから、とにかく警察か裁判所に行け！
心証的にどれだけ真っ黒だろうと、被害を訴える人が千人、万人出てこようと、第三者委員会や事務所が認定しようと、法的には全く意味はありません！
日本が本当に法治国家として国際社会に認められるためには、絶対に私刑を行ってはいけません！
ハア、ハア、ゼイ、ゼイ
・・・何度この言葉を繰り返せば、集団なんたらに陥った今の日本社会に届くんだろう。
ただね、メディア、スポンサー企業、ネット民一体の集団リンチ、この状態を引き起こしてる責任はジャニーズ事務所自身にもあるんだよね。
これも何度も書いたけど、社長謝れと言われて謝罪動画を出し、第三者委員会を作れと言われて第三者委員会を作り、事実を認めろと言われて事実認定する。
主体性なし。
本当の意味での問題解決、被害者救済のビジョンなし。
世論をなだめるため、これ以上叩かれないためにどうしたらいいか。
責任取ってるふり、誠意を持って対応してるフリのパフォーマンスをしてるようにしか見えない。
最大の間違いはジュリーさんの盛大な勘違い。
お腹を見せて服従のポーズを取れば、これ以上攻撃されないだろうと考えている。
服従のポーズを取ってるのに、更に攻撃されるのでパニックになって、これではまだ足りないんだと思って更に服従のポーズを取る。
所詮お嬢様なんだろうな。
でも、今の日本社会はジャングルと同じですよ。弱いとみなしたら総がかりでそいつを狙う。
弱肉強食の世界で、ひっくり返ってお腹見せるのは攻撃開始の合図です。
いじめられてる子が卑屈な姿勢を見せるのは、いじめっ子の攻撃性をより刺激して逆効果になる。集団心理も働いてるから歯止めが効かない。
ひっくり返ってお腹見せてる限り、この先何を言っても何をやっても世論は満足しませんよ。骨になるまで喰いつかれ続けるだけ。
社名変更しても、名前変えれば済むと思うな！ってきっと言われますよ。
株をいくらか売っても、全部吐き出すまで責められ続けますよ。
もはや人権も被害者も不在で、ジャニーズ潰す事が目的になってるんだから。
当事者の会も戸惑ってるじゃない。
それがわかってない。
この後に及んでもまだ理解できてない。
でも、ジュリーさんも東山さんも井ノ原さんも、責任を持って逃げずに対応しようとしている、そこに嘘はないと思う。
所属タレントや社員を守るために、本来ならまだ下げるべきではない頭を下げて、世論のバッシングに耐えて必死に踏ん張っている。
そこは疑ってない。
気持ちはある。ただ、いかんせん、お気持ちだけでは・・・。
井ノ原さんは会見で株を上げたみたいに言われてるけど、専門家からはやらかしたと指摘されている。
https://headtopics.com/jp/124721251512491775713-43847296
やる気のある無能ほど始末の悪いものはない
最近この言葉がよく頭に浮かぶ
なぜなんだろう？
