危機管理って大事 その4 マイケル・ジャクソン疑惑との類似性

ジャニー喜多川の性加害疑惑について、当初の私の心証は真っ黒!でした。真っ黒クロスケ。

ただ、頭が固くて杓子定規な私は、司法制度という大事なものを蔑ろにしたまま、世論の圧力によって、そして途中からはメディアの偏向歪曲報道によって、一方的にジャニーズ事務所が追い込まれてる現象はおかしい、と感じてました。

そこから少しずつこの問題の記事を漁り、SNS上の様々な意見を見、有識者、ファンの方、一般の方のブログを読み、wikiなど出来るだけたくさんの記事や資料を読んでみました。

そして今、私の中の真っ黒クロスケは、黒クロスケくらいになってます。

この現象、ちょっとおかしくない?という自分の勘はそれほど外れてなかったかもしれない。

 

念のため言っておきますが、ジャニー喜多川が無実だと言っているのではありません、被害を訴えてる人たちの証言を頭から疑ってかかってるわけでもありません(が、現時点で矛盾点がいくつか出てきているので、鵜呑みにしてもいません)、有罪と確定するまで、又は(被疑者死亡で起訴は出来ないので)客観的に立証されるまでは推定無罪という法治国家の原則を蔑ろにしてはいけない、と思っているだけです。

早合点して、往生際悪いジャニヲタ扱いされませんように。私はジャニヲタではないので。

 

この問題に興味を持って調べるようになってから、BBCの人気司会者だったジミー・サヴィル、ジェフリー・エプスタイン、ハーヴェイ・ワインスタインら「有罪判決を受けた」人、そして「冤罪と分かった」マイケル・ジャクソン、と性的暴行でニュースになった人たちの事件も調べてみました。

 

そしてやっぱり思った。

ちゃんと警察に調べてもらうか、裁判起こしてもらうか、とにかく司法に委ねないとダメだって。

上記の人たちは、みんな警察の捜査を受けるか、裁判にかけられるか、どっちかしている。

それが当たり前なんだよ。日本と同じ法治国家なんだから。

海外、特に欧米の先進国では性犯罪に対する目は厳しい。子供相手ならもっと厳しい。罪を犯した当人だけでなく、その罪を知っていながら見て見ぬふりした人も社会的制裁を受けるのが当たり前。

それは事実。

でも、みんな被害者がちゃんと法的手続きを踏んで、法的に犯罪を立証した上での事なんだよね。

 

逆に、マイケルは無罪と確定した。

マイケルは生前に2度、1993年と2005年に性的虐待疑惑がかけられた。

 

1993年の件。

マイケルは一貫して

 

おっと、今ジャニーズのニュース出た。

名前の変更して株を手放すのかな?

乗っ取り待った無し?

こうやって圧力に負けて、何かやる度に一歩また一歩とズルズルズルズルと後退し、どこかの方々の思う壺に自らハマるのかしら?

 

 

1993年の件。

マイケルは一貫して無実を主張したが、検察は最初から有罪と決めてかかり、メディアもマイケルに有利な情報は伏せて報道しなかった(あれ?この部分既視感)。

心身ともに疲弊したマイケルは示談金を払い、有耶無耶なまま決着した。そのため疑惑は疑惑のまま残った。(ダメだよ、それやっちゃ。ミスったね、マイケル)

示談については弁護団の中で意見が割れたらしい。後に、示談を進めた弁護士は猛批判されたと言う。

 

これが次の一件を呼び込んだのかも。

 

2005年の件。

今度は逮捕、起訴された。結果は無罪。

やっぱりちゃんと司法を通して決着つけないとダメなんだよ。

ジャニーズさん、手遅れになる前にマイケルの失敗に学んだ方がいいよ。

 

 

マイケルの件ずっと読んでて、今のジャニーズが置かれてる立場とモロ被りな部分が多い。

あと、1993年に少年への性的虐待疑惑で痛い目に遭ったのに、少年と2人きりになったり添い寝したりとマイケルの学習能力の無さ、危機管理能力の欠如もジャニーさんを彷彿とさせるな、と思った。

ジャニーさんも文春との民事裁判で痛い目に遭ったのに、性懲りも無く脇の甘い事をやってきてるから。(脇の甘い事で済んでないのかもしれないが)

 

芸能界みたいな所で大成功すると、そういう社会性と言うか常識と言うか、そういうのが無くなっちゃうのかな?

なんでも周りが言うこと聞いてくれて、なんでも思い通りになって、たまに何かあっても大抵お金で何とかなる。

で、危機意識が無くなってきちゃって、いきなり沼に頭から突っ込んじゃう、みたいな。

 

思うんだけど、そろそろタレントの方たち、立ち上がらないとマズいんじゃない?

これ以上ポンコツの上層部に任せてたらエラい事になると思うけど。