テレビを見ると気分が悪くなるのは私だけじゃなかった

先日も書きましたけど、最近ほぼほぼテレビを見ません。

10月2日のジャニーズ会見も見ませんでした。

複数の記事やSNSの反応を見れば概要はわかるし、人間の卑しさを見ずに済むから。

 

テレビを見ると気分が悪くなる。心がざわついて不快感が押し寄せる。お酒を飲む量も増えてきました。

だからなるべく見ないようにしている。テレビモニターに映すのは、録画したものだけにするようにしている。

 

ジャニーズタレントが笑顔で出てるのを見るのも痛々しくてしんどいし、ワイドショーでジャニーズに手のひら返ししてるタレントが、平気な顔でジャニーズの冠番組に出てるのを見ると吐き気すら催す。プロとして仕事と割り切ってやってると解釈できない事もないけど、さすがにここまで面の皮厚いと、こんな人間にだけはなりたくないと思う。

 

そんなわけで最近とんとテレビを見なくなった。

 

私だけかと思ったら、Xとかでは同じような声が多くなってると言う。私はXやってないので実感としてはわかりませんが。

気分が悪くなるくらいではなく、体調が悪くなったり人間不信になって軽い鬱になってる人もいると言う。

手のひら返しとイジメの合わせ技だからね。

 

特別ファンでない私ですらそうなんだから、ファンの皆さんの中には病んでる人もいるんじゃないかと心配になる。

ジャニーズタレントの心中を想像すると、よく耐えられるなと思う。私なら仕事どころじゃなく引きこもりになってる。

 

芸能界を離れて一般社会で生活してる元タレントの皆さんは、更に辛い思いをしてると思う。一律にジャニー喜多川に何かされた人と決めつけられて好奇の目で見られてる人も多いと思う。

中には被害を受けたけど封印したいと思っていて、なのにそれが自分の意思に反して暴かれるのではないかと怯えてる人もいるかもしれない。

逆に被害に遭ってないけど被害に遭ったと決めつけられたり、こういう時なので元ジャニーズという事自体周りに知られたくない、知られたくないのに何かの拍子に自分の名前がこの問題に関連して出てしまうのではないかと不安に思ってる人もいるかもしれない。

 

一体どれだけの人が巻き込まれてるんだろう。

 

こういうのって本当に正義なんだろうか。

 

そしてこの問題って本当に今の方向のままで収束するもんなんだろうか。

ちゃんと事実関係を調べないで安易に認めて謝って金ばら撒いて、それでとりあえず一旦それなりの決着を迎えたとして、また数年後に掘り返される事はないのか。

事実が有耶無耶なまま、というのは単なる問題先送りにならないのか。

ジャニー喜多川が生きてるうちに決着をつけなかったせいで今こうなってるのに、ここでもまた有耶無耶にしてしまったら、また同じ事の繰り返しになるんじゃないか。

数年後、今度は今回の一連の出来事やジャニーズ事務所の対応自体が「実はこうでした」って真偽不明の暴露のネタになるんじゃないのか。

 

ジャニー喜多川の後始末をジュリーさんたちがやらされてるように、今ジュリーさんたちがやってる事の後始末を何年か後に他の誰かがやらされる事になるんじゃないか。

時間が経って、もはやあったとも無かったとも証明できなくなった頃に、また言ったもん勝ちでいろんな事を喋る人たちが次々と現れるんじゃないか。

 

だからこそ、今警察や司法などを入れてオープンな場できっちりカタを付けておかないといけないんじゃないか、と思うんですが。

 

日本人ってなんで同じ過ちを繰り返すんだろう。なんで学習しない、出来ないんだろう。

 

数年後、数十年後に、例えばジュリーさんのお嬢さんが、例えば「あの時実はジュリーさんから金を貰ってこういう嘘をつきました」のような真偽不明の一方的な暴露話をされて、あったとも無かったとも証明できずに世論の圧力で「私の母は間違った事をしました」と謝罪会見を開く羽目に陥ったりしないのか。

 

そういう事まで考えて今を生きないとダメな社会に、日本はなってきているように思うんですが。

 

裏付ける証拠や根拠がなくても、世間が信じさえすればそれが事実になる社会。

 

テレビを見るまでもなく、吐きそうだ。